台南へ行くとなると、私が真っ先に思い浮かべるおやつはハトムギのデザート。台南旅では毎回必ず訪れている。もちろん台北にもハトムギはあるのだけど、台南のこのお店の煮方が絶妙でとても好み。以前は市場の中にあったのが、移転して一軒家のかわいいお店に。
台南といえば古い建物を活かした一軒家カフェも台北と比べてずっと多い。気になるカフェをたくさんチェックしていた中からいくつかのお店に行った。
本来行きたかったカフェが臨時休業で(私あるある)そこから近いところでブックマークしているお店を探してこちらに行ってみた。
二階建ての一軒家で中は広く、部屋がいくつかあり、それぞれインテリアが異なる。見比べてみて雰囲気の気に入った二階の窓際に座った。
カレーが何種類かあって人気のようだったので、カレーとケーキを頂いた。カラフルなサラダがたっぷり添えられたカレーは、なるほど今の時代写真映えがする意味でも人気なのがわかる。ただ普通にグリーンサラダではなくてフルーツも混ざっているのがセンスがよい。ケーキがとてもおいしかった!
こちら↓は一階の部屋で、大きな書棚があってこちらも居心地よさそうだった。人が多かったので写真はあまり撮らず。
もう一軒、こちらは古い一軒家ではなくて伝統市場の古い建物の中にあるカフェ。朝からたくさんの買い物客で賑わっている市場が終わった頃からカフェが開店する。私たちは夜に行ったのであまりに薄暗くほんとにここでいいのかとやや不安になったほど。
永楽市場の建物の二階にひっそりとあり、完全に隠れ家といった感じ。普通に歩いているだけではほぼ見つけられなさそう。薄暗い市場をぐるぐるしてみるも看板などはなく、どこから入ればいいのかも分からず、ウロウロしていると市場の階段の途中の壁に赤字で書かれた店名を見つけて二階へ向かう。
階段を上がってすぐにカフェがあった。市場の上階は古い集合住宅のような感じでおそらく住居になっていると思われる。控えめな明かりがカフェというよりバーのような雰囲気。
お店の中も少し薄暗く、店内のインテリアはどこかオールド香港を思わせる。まるで古い香港映画に入り込んだかよう。
狭い階段を上り屋根裏部屋のような席についた。窓から見える夜の静かな市場の光景が、どこにいるのか分からなくなるような不思議な感じ。
ここは明るい時間よりも暗くなってからの方がこの雰囲気を堪能できそうな気がする。翌日また明るい時間にこの市場へ買い物に来た時に見上げて見ると、実はひっそりとカフェの看板が出ているのを見つけた。2階の渡り廊下のところ、見えますか?
ちなみに「秘氏珈琲」は台北、嘉義にもあって、どこの店舗も古い建物を使った独自のインテリアが雰囲気たっぷりで素敵。
おまけ。
こちらは行かなかったけれど、これまたかなり分かりづらい場所にあるカフェ。暗い商店街や、坂と階段、廃墟のような建物、というすごく不思議なルートでたどり着いた民家のカフェ。満席で表にも待っている人がいたのと、口コミがよくなかったので見るだけで好奇心を満たしてきた。店員さんの態度がとても悪いという口コミがちょこちょことあり、気分よく過ごせなさそうと思ったのでたぶん空席があっても行かなかっただろうな。
台南二泊三日の旅 次は台南の古いものと五金行 に続く予定。(たぶん。笑)
ご興味ありましたら、台南二泊三日の旅①はこちら↓