前々から食養生やら漢方やらには興味がある方なのだけど、最近 身近で漢方がやや盛り上がっているせいか、薬膳スープが気になっていた。
たまたま愛読しているサイトで見つけた薬膳スープのお店は、なんと通っているお稽古ごとのすぐ近く。「御膳煲 養生鶏湯」その名も養生鶏スープ。
ベースは台湾産の地鶏をまる一日かけて煮込んだ鶏スープ。そこに各種漢方を加えたもの、他の具材を合わせたもの、などのバリエーションがある。
これはハマグリ鶏スープ。単品のスープに、週末は70元、平日のランチタイムは50元足すとセットにできる。鶏肉飯か、鶏肉麺線(温かい素麺)、青菜。平日ならさらにドリンクが付く。
奥が原味。つまり一番プレーンな鶏スープ。長時間煮込んだ鶏スープを塩と生姜だけで調味したものだそう。手前はキヌガサだけやアワビの入ったスープ。これはかなり濃厚で、表面にうすく膜が張っていたほど。どちらもコラーゲンたっぷりのはず。
スープにセットして頼んだ麺線(素麺)。鶏肉飯とは、麺かご飯かの違いだけで、乗せてあるのは鶏を裂いたお肉で、おそらく鶏油がかかっていて、スープのみならずこれもまたおいしい。
メニューのメインはスープ。鶏スープをベースに10種類のスープがある。サイズは大小。小が一般的な1人分のポット。(大サイズは冷凍の持ち帰り用もある)
これは天麻鶏湯。天麻というのが漢方薬。こちらは夜行った時だけど、夜も同じようにプラス料金でセットにすることができる。
私の頂いたスープはどれも漢方は入っていないのか、入っていても全く気にならない、誰にでも食べやすい味。ぜひ全品制覇してみたい。
鶏を煮込んだスープといえば、台北で有名なお店に行ったことがあるのだけど、こちらの方が私は好み。台湾のスープというと塩を足したくなるようなあっさり過ぎるものが多いけれど、ここは香港のオーナーだからなのか(はたまた関係ないのか)どちらかと言うと塩分はしっかりと感じる。かといって食後に喉が乾くような感じではない。
お店はシックな感じで、大きなレストランではないけど、食堂でもなく、台湾ではきれいめと言える。お店の方たちは感じがよい。
ここを知ったのは、長く愛読している私の大事な情報源「台湾観光月刊」のウェブサイト。
このお店について地図や営業時間などの詳細は こちら☆ のページに。
後日、他の漢方スープ屋さんに行った。