あまり日本では知られていないかもしれないけれど台湾でも桜は見られる。台北では1月2月あたりが桜の見頃。
去年は旧正月の元日にお花見に行った(去年のお花見☆)のだけど、今年の春節の連休後半はどんよりしたお天気続きだったので行かず。連休明けのお天気がとてもよかった日に内湖にお花見に出かけた。タイミングよく全ての木が綺麗に満開!青い空に映えてきれい。
台北から行けるお花見スポットはいくつかあるのだけど、だいたいはMRTとバスを乗り継いで山の方に行かなくてはいけない。気軽に行けるということで今年も去年と同じ内湖に行った。MRT東湖で降りて徒歩10分ちょっとで着く「樂活公園」。
公園内の川沿いの道に背の低い桜並木が続く。ここは「寒櫻」という品種で、色は日本の桜よりもすごく濃い。
平日とはいえ人出は多い。去年もブログに書いたけれど台湾人はほんとに写真好きで、しかも、年齢に関わらず絶対自分も一緒に撮りたいらしい。全ての木の前には写真を撮るための人人人。早朝にでも行かない限りずっと続く桜並木の風景だけを撮ることは不可能。
桜並木を過ぎた第二区は「八重桜」のコーナー。花が密集していないのとまだ5分咲きくらいなので遠目で見るとちらほらとした感じ。色はよりさらに濃く、赤みの強いピンク色。
去年は行かなかったのだけど実は第二区の終わりにある黄色い大きな橋の向こうにも川の両岸に桜がたくさん植えられていた。
片側は樂觀步道という遊歩道で何種類かの桜があった。中には染井吉野も数本あって、やはりこの淡いピンク色は郷愁を誘う。
もう片側はまだ大人の背にも満たないような木が多いので何年もしたらもっと綺麗になるはず。
奥には真っ白な桜があって「福爾摩沙櫻」と書いてあった。日本語にすると「フォルモサ桜」つまり台湾の桜かな。
この日はお天気がよいを通り越して暑いくらいで、おそらく30度近くあったのだと思う。木陰はないので日傘を持ってきて正解。自販機などもないので飲み物を忘れずに。ちなみに台湾の人は座ってお花見する習慣はないのか、シートを敷いている人は一人も見なかった。
去年は元旦だったので気づかなかったけど、東湖の駅からこの公園へ向かう途中には大きな伝統市場が開かれていた。午前中に行くなら市場を通るのも面白いと思う。
開花状況はこのFBで確認することができる。
期間限定で夜桜のライトアップもあるらしい。
余談…
花見に行った同じ日、彰化の親戚からこんな写真が送られてきた。風鈴木 という名前らしいけれど、まるで鞠のように丸く大きくてぜひ実物を見てみたい。